てんはち雑記

400と75から1800になり2000

雑な7

こんにちは

継続して足回りについて考えているんですが、ねじ式車高調と全長調整式車高調について思ったことがあります。
長調整式の車高調ってストローク変わらず車高調整できるのがメリットってよくあるじゃないですか。まあそれはそうなんですけど、車高下げきらない場合ってアンダーブラケットの下底とダンパーのシェルケースの下底に隙間出るじゃないですか。それって要は遊んでるスペースが存在するってことで、ねじ式の車高調ならその問題クリアできるなーって。
例えばフェンダーに指2本の車高が狙いだとして、全長調整式車高調の調整下限値がフェンダーとタイヤがぴったりな位置とすると、指2本分アンダーブラケットのとこは遊んでるスペースがあるわけじゃないですか。狙い通りの車高が下限値の車高調ならそういう問題はないですけども。
まーエントリーモデル的な全長調整式の車高調って下げられまっせっていう売り文句多いですけど、下げたいより走りよくしてえっていう目的ならフェンダー被るぐらいとかそんな下げられなくてもいいんだよなぁって思いました。下げつつ走りたいならそれしかないけど…
要は遊んでるスペースの分ってマジで何もしてないデッドストロークという感じで、そのスペースまでシェルケース伸ばせればストロークとかダンパーオイルもっと確保できるんだよなぁって思いました。
で、タイヤサイズとか指定して車高決め打ち状態で売れるならの話ですが、それならねじ式車高調ってかなり強いよなーっていうあれです。この考え方ってそもそもの
車高調の車高調整っていう機能をガン無視してるわけですが…車高調というより少しの車高調整機能がついてる高性能なダンパーって感じですかね。
ビルシュタインとかねじ式車高調好きなイメージですが、そういう考え方なのかなーと思いました。あとヨーロッパだと全長調整式は強度試験的なものとかクリアできなかったりするらしいですね。KWのホームページのQAに結構いいことが書いてあります。
長調整式と比べるとアンダーブラケットとシェルケース分離しなくてもいいので、シェルケースにねじ切らなくていいし、てことは同じスペース、アンダーブラケットの外径でもオイル容量増やせるのかなと。
ねじ式の既製品を買う問題としてはバネレート変更に対して車高の調整が難しくなるということですかね。車高決め打ちで、バネレートも決め打ちってことは走る場所を確実に決めておかないと柔らかかったってなった場合にきついことになりますね。
例えば全長でバネレートが足りてなくて底突きするっていうときにはレート上げて足の動きを制限することがまあ一般的だと思うんですが、ねじ式ストロークが確保できれば不要なレートアップせず乗り心地よく走れますよね。そこらへんは人それぞれだと思いますが。
あとは全長と比較してロックシートが一枚少なくできるのでバネの自由長の選択肢も広がりそうですね。全長調整式の弱点としては、エンドレスのやつはちと特殊なやつがあるらしいですけど、アンダーブラケット外側にねじ切ってないのでシェルケースにスプリングロックシートつけるわけで、アンダーブラケットの長さから使えるバネの自由長に限りがあるということでしょうか。まあ技術的には可能であると思いますが車高調整はめんどくなりそうですね。
よく車高調買うなら全長調整式がオススメ!っていう記事とかありますけど、もちろん車高調整の自由度という点ではメリット多いのは確かですが、ダンパーの設計の自由度とかそこらへん考えていくならねじ式のほうがいいっていうパターンもありそうです。
有名メーカーの車高調でなんでねじ式なのにこんな高いんやっていうの前は思ってたんですが色々考えていくと用途も絞っていて車高もある程度決めていてってなかなか贅沢な代物だなぁと思うようになりました。
もし足車があってちょびっと下げるだけでいいやって感じならねじ式買いそうですね。テインのとか安いし。
ロードスターも現状全下げしてるわけではないので、無駄なスペース食ってるんだよなぁと思ってしまって、底突きしなければレートアップも必死にやらなくて済むし…ストロークがあればなーってよく思う。ほんなら高いだけある突き詰められてるやつを買うのも手なのかなーと感じました。ビルシュタインとかかっこいいし。
これはKWのサイトにあったんですがネジ式=安いってイメージ持たれがちだけど汎用性あまりもたせられないからコストかかるし、全長調整式で調整幅広いってことは設計段階のセッティング煮詰まってないんじゃないですか?ネジ式舐めんなよ。みたいな感じになっており、やるなーと思いました。

だからねじ式=安くてロクに車高調整できない 全長調整式=ストローク変わらず車高調整できる優れものっていうのは一面の真実かもしれないですけど、どういう方向で車作りたいのか考えて買い物しないといけないなと思いました。

おわり