てんはち雑記

400と75から1800になり2000

充電端子をUSBTypeCにしよう

こんにちは

 

充電式ライトも普及しきって今や定番ですね。便利ではあるのですがmicroB端子が微妙に残ってる市場でもあります。

 

アストロで買ったライト(多分3年ぐらい前)の端子がMicroBなんですが、最近ケーブルを挿すと緩い事に気が付きました。車で充電しておくことが多くて、気付かないうちに抜けてて充電されてないのも嫌なのでコネクタを交換しようという話です。

 

問題の箇所です。コネクタ上部に隙間がありますね。

開けたところです。青いのがバッテリーで18650セル、2200mAhだったと思います。

基板です。最近のPD充電器などに比べると実装密度は大したことないと思います。

やはり上部に隙間が。

基板から剥いとったところ。コネクタ外周の板は一枚物の中央を留める構造となっており、そのカシメか溶接が剥がれたことで嵌め合いが緩くなったようです。MicroBはこの板でケーブル側の突起を押さえて抜け止めとしているので、ストレスがかかりやすいのでしょう。

今回は秋月電子でUSBtypeCコネクタの電源供給用というのを買いました。40円。配線はトライ用です。

 

USB2.0は5ピン構成で、このライトの場合はその内5VとGNDのみ使用となっています。USB3.xは9ピン構成。TypeCは9ピン×2みたいな構成です。秋月のコネクタはGNDとVbusのみの仕様かな。つまりこのTypeCコネクタは単なる5V供給用として機能します。

ややこしいですが、今回はUSB3.xに対応させるわけではなくTypeCケーブルで充電できるようにしたいだけと考えてください。

 

TypeCがややこしいのは、両端がTypeCのケーブルが生まれたとこです。USB-Aがついてるケーブルは親と子の関係がはっきりしているため、MicroBが付いてるなら必ずMicroBが子となってました。つまり今回のような2芯のみでも問題はなかった。

両端TypeCケーブルのUSBPD充電の場合はどっちが親(充電器)かわかんないため、その識別が必要となります。さらに電圧を5V以外も使うようになったため、9V,5V,20Vも供給できるぞ→俺は5Vしか受け付けん、というようなやり取りをする必要が出てきました。なので充電制御用のICが必須になった。

こういう背景もあり、今回使用のTypeCコネクタは電圧の選択をする信号線などないためPD充電器では接続しても充電できません。

一応やろうと思えばPD充電器に5Vでの充電対象だと認識させる方法もあるのですが、これは9ピン構成のコネクタが必要でそんなのはやってられません。

仕様としては5V充電器のみ使えるようになります。まあライトの充電では問題ないです。

 

なんやかんやでケースを削ってコネクタを収めましたので、接着剤に頼って固定しました。

充電は問題ないですね。

構造としてリチウムイオンバッテリーが一個ついてるだけなので、ランタイムが短いものはバッテリーの交換でも行ける気がします。もうちょい容量のあるものにするとか。充電時間とトレードオフなので管理はしっかりする必要がありそうだけど…

 

ということでライトのTypeC化でした。