てんはち雑記

400と75から1800になり2000

雑な19

こんにちは

そういえば今週末はオートサロンですね。迫力のある車は好きなんですが、迫力のある車とかっこいい車っていうのはベン図で表せる関係というか、かっこいいと迫力は別の輪っかで、真ん中の部分に両方備えた車があるのではという気がします。

最近思ったことですが、中途半端に車が好きみたいな姿勢だと、金を使わないことが賢い乗り方だっていう思考になりがちなのではと。
タイヤの溝が減ってるので交換おすすめですって言われたときに、スリップサインまで残ってるっていうスタンスというか。スリップサイン出てなければ車検通るみたいなことだけ頭にあると、残溝1.6mmまで使い切るのが正しいみたいな風になりがちで、2mmでも減ってる方なんだけど、それはデラやら販売店の陰謀だみたいになるという。

動画受けしやすいことを言う人達って、それってまだ使えます!とか、言いくるめられてます!みたいなことをサムネイルにデーンと出していたりして。動画に限ったことじゃないけど。

ダストが出るばっかで、スポーツパッドは公道では要らんし違いがわからんので意味なし!みたいなのって、メーカーも馬鹿にしてるし、細かいフィーリングにこだわりたい人も馬鹿にしてる気がしてですね。

ハンパな知識というか、〇〇の動画で言ってました!とか平気で言う層にまでそういうことが広まっちゃう時代っていうのはめんどくさいなーと思います。

そういえばRE71RSの公式動画とか見てて、開発の佐々木雅弘選手が71RSを使った場合のアライメント設定について解説されてました。従来のサーキット走行車にありがちなキャンバーマシマシの設定よりも、むしろ純正アライメントに近い数値の方がタイムが出るとのことでした。
要はキャンバーつけた、点のイメージの接地面よりも、キャンバーをある程度立てて、面で接触させていった方がタイヤのグリップ性能は引き出せるってこと。面で設置させる為にはロールを減らす、サスペンション剛性を上げていけという感じで、タイヤの公式動画なのにサスについても語るというオタクな感じで非常に良かったです。

タイヤの進化に伴って足回りの設定も変えていくべきなんだなーと思いました。
つってもまあ僕などは運転が下手なので、ロールが減ると車が曲がってるという勘違いからパキパキステアリングを操作する感じになり、タイヤのみで曲がるスタイルになっちゃいそうです。

しかし考えてみれば、GTとかって現代のマシンはさほどキャンバーついてないですよね。グループAなんかはそこそこついてましたけど。
多分タイヤのグリップと共に剛性が上がったということもあると思います。タイヤ自体が撓んでロールする向きが減ったというか。これはサルでも分かることですが、食うタイヤを最大限に活かすってことは、なるたけ接地面を稼いでタイヤのグリップを余すとこなく利用したほうが良いわけです。GTとかはレースに向けて車を作れるわけですし、車両の剛性もガンガン上げられるし、サスのストロークも小さいから、サスペンション剛性も上げられてロールを小さくキャンバー小さめで運用できるのかな〜って思います。

むしろスピードが乗るから、高いコーナリングスピードに対応したサスペンションは硬くできて、ロールは減るのでキャンバーが減らせる(減らしたほうが接地面稼げる)のか?なんか水掛け論、というより鶏がさきか卵がさきかって話になってるような。どうなんだろう。

ということはスピードが出ないへっぽこ(僕)は食わないタイヤでチンタラ走ってるから、ロールを許容できて、ロールするからキャンバー付けざるを得ないと、そういうことになるんでしょうか。

でもそうなると、ロールしないクソ硬い足ならキャンバー減らしてグリップが得られるという単純な話になっちゃって、それはなんか違うよなという気がします。

クソ硬いサスペンションは、適度なロールが得られなくなって、ストロークしないからコーナー外輪にばかり負担がかかって内輪のグリップを使えなくなる気がします。横転するイメージかな。

ホイールのセットに余裕があれば、キャンバー1度から3度台まで試せるのですが、アホなサイズなので1度とかやると社会不適合者(車)になってしまうため出来ません。余裕のあるサイズのホイール欲しいな〜と思いました。

今年からF1は18インチになり、外径はさほど変わらないようなので扁平率が減り、ケース剛性は出しやすくなると思うので、キャンバーが減る傾向になるのかな?でも速度が違うのでどうかな。前半戦は手探りが続くのではないかと思います。

アライメントついでだと、DASってF1で禁止されちゃいましたけど僕は面白いと思うんですよね。規則的には走ってるときにサスペンションシステムの調整は許されないとしてるので、限りなくグレーだと思いますけど。
アクティブサスペンションとかの車高とかキャンバーの変更はなんとなくめんどそう、てか動かすもんがでかく、かつ荷重掛かってそうだけどトー調整ぐらいならっていうのがね。

僕はドライバーより車の進化を見たい派なので、ステアリングの押し引きはドライバーが操作できるし、ドライバーが運転してんだか車に乗せられてんだかわからんという状態はともかく、こういうアイデアは盛り込んでったほうが面白いのではと思うんですけど。

結局サスペンションは沼でしかなく、やっていくのは難しいので色々試していくしかないなという、いつもの結論に落ち着きました。


おわり