てんはち雑記

400と75から1800になり2000

オンライン授業 ほか

オンライン授業というの話題になってますね、弊学でも前期はオンライン授業でいくことになったのでやっています。
オンライン授業受けてみていろいろ感じたので書きます。

うちの大学には元々教員が学生に講義用資料の配布、ウェブテストの実施などを行うサイトがあります。これをAサイトとします。

Bというサイトは学生活動全般に使われるサイトで履修の登録とかお知らせとかに用いられています。
Bサイトは設計がかなり古いようで、近々改修予定だったみたい。改修なのか移行なのか知らんけど。イメージとしてはiOS6とかそんなレベル。Androidなら4台かな。うわあって感じでしょう。

で、オンライン授業をするにあたり当然Aサイトが使われる予定だったのです。資料とか履修毎に配布したりできるのでね。
しかしうちの大学の場合講義前に資料(大抵はパワポ)を配布したりウェブテストを使用したりする講義はあまり多くなく、というか大学側があんまそういう講義形態を推進してこなかったのかな、体感では全講義中3割が利用してればいい方という利用状況でした。
教員の方もいわゆるフツーの授業、つまり小中高でよくある板書→説明の授業を行う人が多かったのです。おじさん講師にはありがちですが。

オンライン授業を行うとどうなるか。講義の推定3割かそれ以下の利用率だったAサイトが突如利用率100%にブチ上がるわけです。
Aサイトは仕様として全学生の約5%が同時にログインした場合死にます。まあざっくりした話を聞いただけなのでほんとにその数字で落ちるのかわかりませんが。
4年はがっつり授業取るのはそんなにいないはずなので学生数に占めるAの利用率は80%と見積もりましょう。残りの学生が使用するにしてもAサイトは7%の学生が入ると死にます。だめですね。

zoomを使うのは前から決まってたんですがzoomの補足をする資料を配布するAサイトが潰れるので、マイクロソフトのTeamsを使うことになりました。

Teamsの問題点というかTeamsの問題ではなくて大学の運営側の問題なんですがTeamsは大学のBサイトというか大学の情報とリンクしてないのでAのようにスムーズに全員が講義の情報をすんなり受け取れるようになってないのです。あとTeamsは若干クセある気がする。クセというか拡張性というか自由度というか。AB両サイトとも設計は古いんですけどやれることもないのでシンプルというか、逆にやりやすいみたいなね。

大学と教員も、ちと難儀してんのかな。知らんけど。

zoomもやってることはまあまあシンプルだけどよくできてるとは思う。ただ200人300人と繋いで一方向で講義する用途には出来てないでしょうね。講義用に最適化する余地は感じる。

利用率の低さ故でしょうけど大学のネット環境の整備が足りなかったかな〜、どこの大学でもそうなのでは?

あとハード面について
大学生が買うノートPCつったらまあモバイルノートだよね、1kgあるかないかぐらいの。モバイルノートって省電力な構成多いよね、ロマン砲みたいなのない。
自分はモニター1枚つないでzoomの画面を24インチモニターで表示(パワポとか見ること多いし)で、ノートPCはWordでメモ取ったりググったりしてる。

何が言いたいかというとモバイルノートって電源さしっぱで一日4時間とか5時間とかマルチディスプレイしつつ動画垂れ流すもんなのか?っていう。

オタクごっこしてzoomミーティング中WordいじってChrome表示してる時にタスクマネージャー見たんですけどCPU使用率はまあ…2割くらい?メモリが6割前後かな。
てかファンがまあまあ気になる音量なのと筐体下側がそこそこ熱いのがね。
1時間ぐらいならまだいいんですけど授業のインターバルは10分なので連続のコマはあんま気持ちよくないね。

そもそも電源つなげっぱでバッテリー駆動のものを長時間使うのが俺は好きではない。コイルとかレギュパンしてるのわかってるバイクを新品のバッテリーでセル回してる気持ち。

4割くらいの学生はスマホで授業見てるらしいんで大学はモバイルデータ通信量を気にしてるんですけどzoomとか動画ファイル送るとそれがあれするので、パワポの音声付きファイルがファイルサイズは小さいんですけど…
パワポの仕様かスライドショー再生してるとどっかクリックするとスライドショー止まるのでWordでメモが取れねえとかいうのが発生しました。解決策あんのかな。


とまあここまでは問題点だったんですけど悪いことばっかでもなくて。
まず第一に通学時間がゼロになったこと。2時間ぐらいかかるんですよ。電車1時間半に徒歩とチャリで30分ほど。歩く距離は片道1km以上だしキャンパス内歩き回ること考えたらそれだけで1km以上。休憩時間は10分あるんですけどそこまで広くないキャンパスといえど10分で移動したりトイレ行ったり道具広げたり仕舞ったり。休憩とか無いに等しいですよね。家だとそういう忙しなさないので。
通学時間は睡眠時間に直結するのでそういう良さもあります。仮に12時に寝て6時過ぎに起きて、6時間睡眠で4コマ400分の講義なんか集中して聞いてられないでしょ。
12時に寝ても8時に起きて、それでも1限9時からで余裕で聞ける。8時起きとか従来なら2限からの時間ですよ。すごい。

第二に環境の改善。大学の椅子ただの板なんで、100分座ったら死ぬ。4コマ受けたらもう…。部屋の椅子は特別いいわけじゃないですけど、まともな背もたれとクッションあるし、死ぬってことはないです。
大人数でギリギリのサイズの教室の場合席が無いことがあります。席がないというか取れないといったらいいのかな。3人がけの机が殆どなので先に座ってる人に「となりいいっすか?」って確認して回る手間がない。ギリギリの人数だとウェイは席取りをしてたりするので遅れてくるバカの為に割と真面目に講義受けに来てる俺が席を探して回らなきゃいけないわけですよ。おかしくね?絶対におかしい。
席取りと関連しますが講義が聞きやすい席ってあるでしょう。後ろすぎず前過ぎず。スマホいじってるとかそういうことはしないんですけど最前列はちょっとね…でも家だしモニターはすぐ近くなのでしっかり見える。変な席だとモニターとか黒板の文字見えないこととかあるし。そういう問題を解決する姿勢を見せない大学もどうかと思うけど。
ともかくちゃんとした環境を(自分で構成すれば)得られること。

あまり自分には関係ないですが第三は費用面。
オンライン授業なら大学行く必要ないでしょう。田舎暮らしが一人暮らしする必要ないですね。まあ都内とかのワンルームが月いくらなのか知りませんが年間100万は軽く浮きますね。であればオンライン授業をまともに受ける環境を整えるとしても15万あれば余裕ではないかな。奨学金とかまあ…借金だし…。
PCはメモリ8GBあればとりあえずいけるでしょう。モニター買ってキーボードマウスでも15万あれば…

最後、授業運営の改善。
まあオンライン授業が継続した場合ですが、ギリギリのサイズの教室があると書きましたね。履修出来る人数には限りがあります。教室のサイズに限りがあるので、座れる人数にも限りがあるのです。オンライン授業が確立できればそもそも履修人数の制限はとっぱらえるはず、あと時間割自体いらなくなる。ということは取りたい授業を取り、好きな時間に講義が聞けますね。
制限付きの履修って抽選落ちたら取れないので、俺よりやる気ないやつが取れてるのに。おかしい。
履修落としても単位数は必要なので本来取るつもりのなかった時間に講義出なきゃいけないでしょう。そういうことなくなるのは良いでしょう。

大学に友達作りに行ってるわけじゃないんで、別に物理的に大学行く必要ないんですよね。

どうですかね、大学がバーチャルな存在になればサービスは向上すると考えるのですが。というか現状で既に今までの授業より遥かに良いんですけどね。

考えたら21世紀にわざわざ雁首揃えてバカみたいに講堂に集まって講義を聞き、そもそも講義の編成も自由にできず、これまでがおかしいのでは?
N高校って前話題になったでしょう。結局進んでたんだよなぁって思いました。

また何か書くかも。
おわり