こんにちは
いつものです。
106のブロアがぶっ壊れていて、風量を1にしても4にしても0にしても変わらず最大風量が出続けるという症状になってました。
とはいえ1から4までが風量変わらないというのは、この時期なら看過できるかもしれません。問題は0にしても最大風量という点ですね。
なんやかんやで1ヶ月ぐらいこの状態で、ヒューズを抜き差しするというアナログすぎる対処法でマニュアルエアコンを実現してましたが、部品が来たということで手伝いに行きました。風量スイッチは交換済みで解消せず。
事前情報だとダッシュボードを外すorずらすみたいに聞いており、既にドン引きです。
右側のラベル付いてるあたりがブロアです。グローブボックス外すわけですが取り付け方法がガバガバでしたね。白いピンをずらせば外せるようになってますけど…。ブロアは6mmぐらい?の六角頭のタッピングなぞ使っており、スペース的にも1/4限定?んなもんねーよということでラジペンでコネコネしたり。
ブロアに接続されてるカプラー(中央にぶら下がってるやつ)を取る際に断熱?のスポンジを交わしつつやるわけですが、これが一部裂けてたのでグローブボックスの件も合わせるとこの車は既に一回やってる可能性が高いですね。2周目ですか?プジョー…
ブロア外しをとっとと進める前に、電装系でテストが出来るので試しました。症状からしてブロアレジスターだろうという判断をしてまして、レジスターを交換するのにもブロア本体を外さなければいけないためブロアASSYを中古でオーナーが用意してます。動作確認済みの中古を。
ブロアにつながるのは、車両からは先のカプラー1つなので差し替えればテストできます。
中古のブロアを接続、風量0、キーオン。
ブロア「ボーーーーーーー」
はい。
まあここで終わるのもアレなので。
なんかイタフラとかで中古部品買う理由で「こいつら新品買っても壊れる(壊れてる)んだから動いてた中古のほうが信用できるだろ」っていうのを見たんですけど、僕に言わせれば「新品から信用ならんものは中古でも信用ならん」という感じです。
動作確認ってのは12V流しただけなのか、とりあえず風は出てたということなのか、そんなとこですかね。
このままでは引き下がれないというか、直ると思ってたもんが直らないの確定したという事実を先延ばしにするためにレジスターバラしなど始めました。
ハンダとか剥がれてれば逆にラッキーという雰囲気がありましたね。
ブロアの羽部分は背面のビス二本外して引っこ抜けます。するとレジスターに触れるので、これまた6mmビスを外すことでレジスターがブロアのボディから取れます。
レジスターは基盤とヒートシンク兼電源回路みたいなものから構成されていて、ブロアから来る汚れとかあるのでそいつらが悪さしてるのでは?ということでパークリぶっかけたりしてます。
それでも直らないので(当然だけど)、もうちょいバラしました。
ヒートシンクにトランジスタ2個がリベットで固定され、トランジスタの足は基盤まで伸びるので、ドリルで揉んでからハンダ取るとヒートシンクから基盤が取れます。
えー基盤のブロアに隠れる部分もハンダ剥がれたり不良があったりってのがなく、絶望する結果になりました。
ちょっとググったらトランジスタの不良が可能性としては高いそうで、んー交換はめんどいよねって感じに。MJ11015Gって型らしいですけど、2022年現在ではAmazonなどで買えるみたいです、納期1ヶ月半とかになってましたけど。季節変わっちゃうよ。
トランジスタの状態を判断する手段がないので、車上のブロアからトランジスタ剥ぎ取って4個中2個生き残ってればOKみたいなことも出来ず…そもそもそういう壊れ方するのかどうかもわからないし。
マジかよ~ってことで現状復帰しようとしたら風量のスイッチ交換のため外したエアコンパネルが戻らなくなりハマりました。
106にフルバケつけたらディープコーンのステアリングにしてても遠いってことだったので、余らせてたスペーサーをあげました。テレスコはなくてもね、モタクはすぐステアリングだ、ボスだ、ラフィックスだとかやるので問題ないんですがチルトがないとポジションハマるかどうかが身長によるのでね。NBもなかったけど106もまたないので、チルトあればなー。
ブロアの方は、このままでは内装痛めつけて中古のゴミ買って時間潰しただけで終わるという危機感から、ヒューズの抜き差しでコントロールしてたのをロータリースイッチみたいなの使えば0-50-100ぐらいの風量調節できるのでは?という発想が出てきました。
ホムセン行ったらシーリングライト用かな?シームレスなロータリースイッチがあって激アツだったんですけども、7000円ぐらいで高すぎるのと100V用で断念。結局エーモンのトグルスイッチになりました。
仕組みです。ヒューズを飛ばします(?)、ヒューズ各端子に一本ずつ結線、配線をトグルスイッチに伸ばします。エーモンのスイッチが、破壊されたヒューズのおかげで並列回路にならずにブロアスイッチに化けます。
0-100の風量調節がトグルスイッチによって実現されます。ヒューズを飛ばすなり割るなりするとブロアに電気が行くかどうかはトグルスイッチの操作次第となり、あとはトグルスイッチを適当なとこに置けばいいという。ヒューズ抜き差しするよか楽でしょう。
飛ばすならなんでヒューズ使うんだよってとこですが、ヒューズボックスでどうこうする以外の手段が分からないからです。あと手っ取り早い。
風量はトグルスイッチのおかげで、手元の操作で即座に反応するレスポンスの良い物になりました。ヒューズボックスを覗き込まなければならないという欠陥から、従来は停車中しかいじれなかった風量が走行中にも調整可能に。
まとめるとヒューズの抜き差しで0-100の風量を調整するしかなかったのが、配線引いてトグルスイッチで操作できるようにしたというだけで、事実として何も解決はしてないのですが、操作性の向上から来る謎の満足感に浸って解散になりました。
おわり