世界史の話するって言ったので世界史の話します。
文系マンという自己紹介をたまにするんですが、文系マンです。理系できない奴が文系って名乗るんじゃねえみたいな言説をこないだ見かけたんですけどそういうわけではなくて、文系科目に好きなやつが多かったので文系になったという感じです。理科はめっちゃ成績悪いとかそういうことはなくて、中学ぐらいまではそこそこに点数の取れる科目だなみたいなそういう認識でした。高校に入ったぐらいでマジで数学に興味がなくなり、というかやる気が出なさ過ぎて、とりあえず赤点回避してりゃいいやってスタンスになった。
世界史ですけども、中学までのいわゆる社会科というのは地理、日本史、世界史、公民ごちゃまぜの科目で、どれかが嫌いだと微妙な点数を一定周期で繰り返すやつです。
元々めっちゃ活字を読むガキだったので国語は結構できてて、読みまくってると歴史系の知識は勝手についてくるのでそのような経歴で日本史がつよい中学生になり、なので社会科が割と楽しかった記憶があります。おまけみたいな感じで社会科全般やっていっていた。
高校入って2年のときに文理の選択があり、文系を選ぶと日本史か世界史を選ぶことになるんですがなんとなく世界史を選んだのでそっから世界史をやっています。高1から世界史と日本史やってたけど…
ほんで大学でやってるのが西洋経済史というやつで世界史を煮詰めてヨーロッパと経済をブチ抜いたロックな科目です。これは歴史が嫌いor経済が嫌いorそもそも社会科が嫌いな人間には地獄のような科目です。
西洋経済史とは言うんですが非西洋世界との比較なんかもするので日本史とか出来てもよい。世界史ができるとなお良い。まあ世界経済史というのもあるんですけどそちらは西欧ベースではないです。
ほんでなんで西洋経済史の話をするかというと西洋経済史とかやってるとゲームとかアニメとかでよくある城塞都市についておかしな視点が芽生えてくるからです。異世界転生とかでよくある街が城壁に囲まれてるのとか、ああいうのをやっていたりするのです。
多くは中世ベースで、技術面だけ何かしらズバ抜けてるというのが定石ですね。
中世を主眼においたときに、よく物語の転換点として拠点にしてる街から出て他の街へ行ったりとかそういう描写は多いですが、これを見たときに「え、中世ベースなのに統一通貨が!?」みたいなことをちょっと考えるのが西洋経済史やってる人間です。静かな狂気ですね。
言ってしまうと西洋経済史やってなくても大学で歴史系やってれば中世で統一通貨あるのおかしくねみたいなことは考えると思うんですが…高校レベルだと通貨の話とかはあまりしなくて、EUではユーロが使われてますという話をサラッと聞くぐらいでしょう。国家全土で統一通貨が用いられるってのは実はそこまで長い歴史の話でもなくて、民間発行の貨幣だったり一定の領域を支配してる領主とかが発行してる貨幣がその領域で通用するっていうのが中世ヨーロッパだとスタンダードだったりする。
通貨の前に国境が明確にあるのもそもそもどうなの…っていう話もあって、国境を経済圏の区切りと考えるのも中世だと出てこなくて、重商主義とかあそこらへんからの話になります。
これは分かる人だけ分かると思うんですけどグラブルって見た感じ中近世っぽくて、舞台になってる島の縮尺わかんないけど西欧とかヨーロッパ型にしか見えないのに農地少なくねみたいなことを思ったりするわけです。農業で西洋とアジアを比較した際に農業の生産性が結構違ってですね、アジアの方が生産性が高いわけです。生産性が高いっていうのはつまり耕地面積あたりの収穫量が高いということで、高校世界史ではあまり強調はされないですがヨーロッパに比べるとかなりつよくて、つよい。一家を食わすための最低限の耕地面積がかなり違うんですね、具体的な数値は忘れました。中世だと封建領主にどれだけ年貢とかそういうものを払うのか、その比率によっても左右されるところはあるので…
三圃式農業というワードを世界史を高校で割と頑張ってれば覚えてるのかな、まあヨーロッパの土地は痩せてるのでどうにかしようというのをやってたのです。
てかさんぽしきって打っても変換できないな…Googleのキーボード開発してる奴は世界史をやれ。
アジアならともかく、これ食っていけねえだろみたいな農地の狭さ。というか描写のなさが気になるようなら西洋経済史をやろう。
自分としてはやはり中世とか近世ぐらいまでが楽しい分野で、近現代はあんま面白くないです。歴史好きにも好きな分野は当然あるので興味あるとこをやれたら楽しいと思う。あと最近歴女って聞かなくなりましたね。なんか城とか巡るの好きな人なんでしょぐらいの認識だったんですけど。城とか暇なら行くんですけどあんま見なくなりましたねそういう人。まあいいです。
割と真面目に経済関連の講義は受けているので、このようなクソみたいな話を披露することができますというアピールでした。
次はなんだろう、暇なら国語の話しようかな。
おわり
