てんはち雑記

400と75から1800になり2000

構造変更(車検ライクな何か)

することないのでやたらと書く時間とれますね、どうも。構造変更ネタは前ブログでも書いたんですがウケが良かったような気がするので書きます、ざっくりです。

構造変更(記載事項変更)とはなんぞやって話ですが大抵の場合乗車定員数の変更でしょう。もっと具体的に言うなら二人乗りのバイクを一人乗りにするということになります。ZXRを引き取ってきたときシングルシートカウルしかなかったのと、そもそも後ろに人乗せるかというのがあってじゃあやってみるかぐらいのあれでやりました。ユーザー車検に毛が生えたぐらいのもんだと思ってください。難しくないです。

SPの素性のちょい解説とか

SP的なものって紹介したのはここらへんが理由でまあ言っちゃうとフレームがSPではないのです。91以降はどうだか知りませんが89と90に限って言えばフレーム、シートレール、スイングアームに無印とR(SPですね)の差はたぶんないです(ベアリング関係も含めて)。つまりどういうことかと言うとRが乗車定員1名なのは新車からだと思うんですがシートレールは無印とたぶん同じ製造ラインです。ただしタンデムシートのロック機構、タンデムステップの取り付けを省略してSP用のカウルステーが取り付けられているものがSPのシートレールということになります。んなもんわかるわけ無いやんけと思われるかもしれないんですがロンツーしたいので荷物を積むためにタンデムシートとか無印用のガワとシートロックとか一式揃えたんですね。で、シートレールはそのままなのにシートロックとかがついちゃうんですよ。てかここまで書いておいてkawasakiのパーツリストページで部品番号を比べればすぐわかることだということに気が付きました。笑いなさい。

総括すると骨格は同じだがSPとしてフレームナンバーが打刻されたフレームがSPとして登録されてエンジンやらキャブやらSP用のものが搭載されるのでSP用の部品をちゃんとつければ無印フレームだろうがSPと変わらんということになります。これがSP的なものの根拠になるわけです。ZXRの話題は一旦切り上げます。

手順とか

構造変更の話に戻りますが車検場行く前に予備検場でライトの光軸とか取るなら代書も一緒に頼んじゃうのが吉です。構造変更用でって言っておけば書式もそれっぽいのに書いてくれます。予備検場でクーラントを盛大におもらししてぶちまけた画像です。カワサキの血液は緑。f:id:kuropon96:20190207011807j:plain
その時にファンが回っていないということに気が付き近くのホムセンで即席の強制ファンスイッチを作ったのですがスイッチの出来が悪いのと選択をミスったのとそもそも電気に強くないので間違えてバッテリープラス端子から引っ張ってきた12Vをフレームに落としてしまいファンのヒューズをやっつけるという愚行を犯しました。なのでギリギリまで水温が下がるのを待ち検査レーンでアイドリングストップをすることにより無理やり車検を通す作戦に出ました。

検査場についてから書類をいろいろ出したりしなければならないのですが窓口に行ったらとりあえずしつこく構造変更だと言っておきましょう。なんなら職員っぽい人に話しかけるときは常に構造変更というワードを口にしておけば良いです。ここで言われても…という事故を未然に防ぐためにはやたらと言っておくローラー作戦が有効です。そこらへんのソリューションを持っているのがバイク屋さんとDIYの2年に一回しか検査場に来ない人間との格差ということになるわけです。ですが書類関係においては通常のユーザー車検とやることは大して変わりません。とりあえず分からないんですアピールをして細かい指示をもらってそれ通りに書いて提出をします。

検査レーンに行くと担当の検査官の方がいるので構造変更、一人乗りにすると言うと採寸やらをします。ついでにウインカーやらハンドルロックやら知恵袋でこれをあれすると車検に通りますかみたいな質問の内容の部分のチェックが入ります。ここで必要なのは話術とかテクとかではなく純正若しくは純正準拠の車両状態です。見栄を張っても仕方ないので2年に一回です、純正状態にできるだけ近づけて検査場に行きましょうね。てんこ盛りな感じで行っても手間が増えるか落とされるかしかないです。

ライトの光軸、ブレーキ検査、メーターの誤差の検査は分からないといえば検査官の方が横について指示をくれます。まともなバイクならまあまず落ちることはないでしょう。合格ならレーンの先で写真を撮ります、たぶん盗難とかあとは犯罪系のときにナンバーと紐付けてデータが提供されたりするんではないでしょうか。

検査に合格してしまえばこっちのもの、事務所の方に戻ってナンバーの発行とか10分ぐらいで終わります。自走なら仮ナンバーを外して発行されたナンバーをくっつけて優勝。そこらに走ってるバイクと同じフォルムになります。
あと費用ですが通常のユーザー車検と変わらないです。実質車検なので。

構造変更のミソというかキモ

で、肝心の構造変更のミソの部分について書きます。実際の機能としてどうか、ではなく法令上のお話になります。法令上、つまり検査場において二人乗りのバイクとは後ろの人が座れる部分(座席)を有し、タンデムステップを備え、グリップ若しくはベルト等の姿勢を保持するための部品が備わっているバイクになります。
ここでわかりにくいのは座席とはイコールで純正のクッション性のあるシート""ではない""ということです。何が言いたいかというと人が座れるならばそれは座席になるということ。例えばカブのリアキャリアでも人が座れる強度があるなら座席じゃん?という主張が通るわけです。セパレートシートや一人乗り用のシートの場合アメリカンなどタンデムシートの部分をキャリアに交換する、シートを外すとキャリアになるバイクがあるらしいのですがシートがなくても座れるじゃんと言って座って見せれば一人乗りにしなくてもいいらしいんですね。
これを踏まえると上記の3点がクリアできるものは二人乗り、一つでも欠けていれば一人乗りのバイクになるということになります。これがあるのでやたらシートがちっちゃいSSでも二人乗りとして売ってるし登録されてるんですね、実際使わねーだろと思うんですがめんどくさいサムシングがメーカーさんの中でもあるんでしょう。ちょっと逸れましたが一番低コストで一人乗りにする手段とはタンデムステップを外して車検場に行くことだということです。Twitterの人もこれでやってました。

メリットとか

一人乗りに構造変更するメリットはシングルシートカウルとかつけていても捕まることがないということでしょうか。他は恋人とかそんな甘ったれたものはバイクには要らんというロックな世界観に酔えるとか孤高を突き詰める手段としては優秀です。逆説的になりますが二人乗り登録のままシングルシートカウルとかつけてると人が座ったら壊れるわけで法令違反になるのでダメじゃんと胸を張って言えるのです。先程の条件に照らせばタンデムステップ外しておけばシートがくっついててもこれは一人乗りのバイクだということになるのでタンデムステップのホルダーとかを残して荷物を積むのはアリだという主張ができます。ホルダーをつけるつもりはないですが私がロンツーに向けて考えてるのはこれです。
ただしシングルシートカウルがついてることでバイク捕まえることあんのか?っていう問題が発生します。そんなことよりJMCAとか対応してないマフラーとかついてることで無料車検受ける可能性の方がよっぽど高いです。が、そこはロマンの問題なのです。

くだらない考察のコーナー

一人乗りにするのは案外ちょろい、では二人乗りに戻すときは?ということについて考えてみましょう。バイクの乗車定員変更の場合耐荷重の証明書とかが必要ないので現場の検査官の裁量に任されている部分があります。てことはZXRのような一人乗りの設定もあるバイクで二人乗りから一人乗りにした場合ついてたパーツを元に戻せばまあまず検査に引っかかることはないって言えます。心配なら陸運局に電話するのもアリですがまあ現車を見ているわけじゃなし、現場の判断でと返されるでしょう。問題なのは一人乗り前提のバイクを二人乗りにする場合ですが、果たしてそんな人はいるのでしょうかね。多分買うバイク間違えてますね。まあでも例の条件をクリアして後は強度をガッチリ出せれば不可能ではなさそうです、が溶接のスキルは多分必須になる可能性が高いのでハードルが上がるのは間違いなさそうですね。
ここまできてアレですがこれ構造変更する必要あんのかよと思う人いるでしょう、私もです。シングルシートカウルずっとつけてたいかシングルシートカウルしか持ってねえやという特殊な層の需要があるのかもしれません。私はそんな人知りませんが。

今回は大半をスマホで書いてみたんですがPCのタイプが速くないので比べると早いです。PCにスマホのキーボードを認識させるというのもできるんですがそれってPCの意味あるのかという…ASUSのT304Uなんですがキーボード外してスマホ使うか迷いますね。PCのほうが画像添付とかなんとか編集が捗るのは間違いないんで難しいところ。他の人はどうしてるんすかね。あと校正機能がほしいです。このぐらいの分量になるとなかなか厳しいものがあります。
てか今日七夕ですね、もはやなんの感慨もありません。趣味に全ツッパするとこういう風になるんですね。おわり。