てんはち雑記

400と75から1800になり2000

スイングアーム磨いた話

空虚な休みが続きゴロゴロするだけのマシンになってます。金曜にZXR乗った以外まともにバイクしてません、苦痛。ちょいちょいカブには乗ってるんですけどカブ乗ってると近所の曲がったことない道とか入る気になって良いですね。

本題ですがZXRのリアサスのOHとインナーロッドの再メッキを名古屋のスクーデリアOKUMURAさんにお願いしてたのが4月のことでモノサス外す時ってリアスタンドとかの車体の浮かせ方は通用しないのでバイク用ジャッキ買ってフレームを持ち上げてて、まあそうするとスイングアームが暇になるわけです。当然ZXRは乗れないどころか動かせないので暇で暇でどうすっかと考えていたところスイングアームを鏡面にしたいみたいな沼の欲求が沸々と湧いてきて、あーこれはいけない、始めたら最後だとか思ったんですが欲求には逆らえないのでやりました。スイングアームついでにトルクロッドもやってます。こっちはまじでちょろかったです、平滑で荒れてないということの重要性がわかります。

注意点ですけど素地がめっちゃ荒れてる30年前のスイングアームなのでヤスリの番手とかはかなり粗いとこからやってます。鵜呑みにするのは危険ですよ。

スイングアーム外そう

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外した。まあ汚いです、30年やったスイングアームはこんなことになるのです。アルミとは思えないですね、車庫保管の人がいなかった可能性は高いかもです。腐食どぎついのと、このめんどくさい形状は後で響きます。現代のSSと角材スイングアームとかこんな入り組んだ形してない奴はちょろいと言えます。その権利は持っているはずです。角材っぽい部分をごつい方、細い方を補強部分とします。

下地処理のようなもの

チェーンスライダーとチェーン調整するアレはボルトごと外します。エキセンは乗ったことないので知らないです。とりあえずきったないので洗います、泥とかあと剥がれかけのなにかも落としたいんでスポンジでオラオラやるのがいいと思われます。オイリーなものも若干感じたので中性洗剤とか使いましたがまあ素地がやたら荒れてなければ軽く洗うぐらいでいいんじゃないですか。

で、太くて平らな部分は耐水ペーパーで240番とかそんなもんで始めた気がします。磨き沼曰くしょっぱなから機械を投入すると波うちとかがひどくて修正にかなり手こずるらしいです。実際本格投入は600番からでしたが外側は波うちあります。でも元が汚いとあんま気にならないです。写真は400終わったぐらいじゃないですかね、濡れてるので全然参考にならないですね。
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磨くぞ

補強っぽい部分はですね、もう荒れ方が尋常じゃないので鏡面にすることは捨てています。特にタイヤ内側なんかやばいので外側を何とかするという意識でやってます。補強部分は初手からグラインダー使ってます。400ぐらいかな。
ごつい部分は240から400、600あたりまで耐水ペーパーでやってます。これは苦行です、ブッダなので苦行とかあほくさってなって苦行林を飛び出したので600の次は1000番とかのグラインダーの砥石使ってます。重要なのは番手変えるときにその前の番手の傷を残さないってことですね。要は目の前のスイングアームという物体のすべてを同じ番手で磨き上げろということになりますね。必要なのは気合です。根性論以外のすべては役に立たないですがペーパーのホルダーみたいなやつは買った方がいいと思われます。僕は持ってないです。

1000番まで来ると滑らかだなーぐらいにはなります。僕はそもそも磨きに向いてない人種なので1000番の次は2000番使ってます、番手刻める人は前世が粘菌とかです。2000番は耐水ペーパーもあるんですけどホムセンで見つけた研磨フィルムが気になってついでに4000番と一緒に衝動買いしました。減り方がわかりやすいんで意外といいブツです。4000までがペーパー等部門です。が、そもそも磨きは沼であり宗教なのでもっと細かい番手までペーパーとかあるのでやりたい人はやるみたいです。僕はやりません。

注意点なんですけどエキセンとかじゃない普通のプレートでチェーン調整をする場合スイングアームに目盛りが刻んでありますね、あれを削り取る人はさすがにいないと思うんですけどあの目盛りが左右でズレてる場合があるらしいというのをどっかで見ました。まあ90年代後半ぐらいならそこそこの精度出てるらしいですが目盛りっていってもざっくりなのでスイングアームと調整プレートの間隔をノギスで測ってるんですよ。なのでスイングアームの側をやたら磨くと左右の調整が狂っちゃうのがわかりますか。ノギスなんか持ってねーよという人には関係ないですけどいらん所を痩せさせるのはやめたいねということが言いたいのです。したがってなんか怖いので溶接部付近もちょっと慎重にやってます(溶接の強度に関する知識がないだけです、詳しい人いたら教えてください)。
あとは角ですね、機械じゃなくても力が加わって角が取れちゃったりするので気を付けるべきです。

仕上げたい

研磨剤も沼です、僕の場合なのでまああくまで参考ぐらいにしてください。対アルミの話ですよ。

4000まで磨きましたね、当然汚れというか磨いた削りカスみたいなやつは落とします。一応ここからの作業は屋内でもできます、てかやってました。
まずはピカールでどあーっと磨きます、研磨剤を何を使って塗るというか拭くというか(タオルとか紙ウエスみたいなのとか)それだけでも争いが起きます。人間の業です。最近はラップにつけて磨くの流行ってますね、僕がスイングアーム磨いてるときは聞かないテクノロジーだったのでピカールはブルーロールっていうウエスみたいなやつにつけて磨いてます。まあそこそこいけますがウエスが吸っちゃう感もあるので無駄になってる部分もあるとは思われます。

ピカールで一通りやったらマザーズのマグなんちゃらでいつもは仕上げなんですが今回もともと使ってたグラインダーがぶっ壊れて買い替えたこともあり青棒使ったことなかったのでフィーバーしてしまいました。バフに青棒付けてビャーするのはここまでの努力が正しい方向に向いていればかなり効果出るはずです。ほぼ鏡面になるのですがグラインダーが通らないとこがどうしてもあるのでそこは青汁を使って対応します。

青汁ってのは青棒を溶かした汁なんですけど固形化した青棒がいきなり溶け出すことはないので細かく砕くか削る必要があります。ぼくは百均でおろし金コーナーにあったチーズおろしみたいなやつを使いましたがまあカッターでスライスしてもいいでしょう。砕くとかした青棒を何に溶かすのか、ですがピカールの成分に灯油が入ってるの知ってますかね。まあ研磨剤入れるのは灯油が相性いいのかなということで灯油と削った青棒を適当な容器に入れて混ぜます。灯油2の青棒1ぐらいが適度にネチャッてて使いやすいような気がします、目分量でちょびちょびやればよし。

出来た青汁をマイクロファイバークロスを使って磨いていきましたがまあ多分ラップでいいんでしょうな。拭き上げにはイカすんですけど汁を吸っちゃってるのがなんかアレなので。

がんばった成果物f:id:kuropon96:20190707180304j:plain

ブツです。鏡面好きな人には鏡面に見えてはいませんが鏡面的なものです。鏡面だと思ったところが鏡面です。ちなみにスイングアームにはなんやかんや膨大な時間が掛かっていますがトルクロッドのほうはすぐ終わってます。素地がきれいなのと曲面なので波うちを恐れる必要がないため初手からグラインダー使用で600スタート、仕上げ込みでも1時間かかってないと思われます。チェーンガードはもともとちょっとやっていたので青汁とかコンパウンドレベルのやり直しです。

腐食対策どーするよ

腐食するんですね剥き出しのアルミってのは。それは最初の写真のスイングアームとか見ればわかるんですけどこれの対策はつまりコーティングですね。クリアを吹いちゃえばいいんですが塗装は苦手な民なのと先達曰くわずかなへこみやら隙間やらでクリアが浮いてきてヴァ―なるらしいんですね。で、もう一つの対策が曇ってきたら青汁とかで磨くってやつで根気いるんですが苦手な塗装よりは根性論の方がよくねということでやっていますが塗装に自信あるならクリアいってもいいんじゃないでしょうか。水滴は水垢みたくなるかと思ってワックスだけは塗ってます。

バイクと関係ないこと

スマホの画像拾うのにUSBでつないでやってるんですがマウスがUSBレシーバー挿すタイプのやつなのでUSB-Aの差込口が足りない問題が発生していたんですがtypeCの差込口は1つ余ってるのでtypeCのハブ買ったろうかなと調べたんですね。思ったより高くてHDMIはPCについてるしMacユーザーはアレなのでtypeCのハブを喜んで買うみたいですがWinのほうはtypeAのほうが価格面からして強いような気がしました。なのでtypeAが4口のAnkerのハブ買いました。実際のとこ詳しい人たちはどうしてるんですかね、C?A?
Appleがゴリ押ししてきた感あるんですけどあそこはアクセサリー買わせるの好きですよね、Lightningとか。Cの両面使えるのはLightningと同じく好きではあるんですけどtypeAの普及が進みすぎて切り替えがなかなか進んでない感じしませんか。あと数年したら普及みたいなことずっと言ってる気がするのですが。

くだらない話しましたけどスイングアームでした、おわり。