てんはち雑記

400と75から1800になり2000

クソ話

クソ話する

クソ話します、バイク要素はあるのか…ほぼ皆無です。まあちょっとは出すかもしれないですけどどうでしょう。話の主題は京アニのことなんですけど思考がヴァーなって溜まってたんですけど試験とかあったんで溜まりに溜まったのでここでぶっこむことにします。

で、なぜか試験期間中にヨルムンガンドってアニメ見ててこれはと思ったんでネタバレもやります。

 

まー世間で大騒ぎされてる京アニの放火のことなんですけど、放火手段がガソリンで携行缶が使用されたって広まった時点で携行缶への給油の規制かけろみたいな意見が出ててですね、ちょっとたまげたので。結局携行缶給油は身分証がどうのとかやるみたいですけどね。ガソリンを40L?そんな大量のガソリンを売るなんて!みたいなとこから携行缶の給油に身分証を出すとか資格(乙四みたいな?)を作れとか言ってる人が少なからず居て車の免許持ってないんだか余程のほほんとしながら給油してるんだか知らないですけどガソリンスタンドにとって40Lのガソリンなんて大したことないですよ。ガソスタでバイトしたことないですけどこれははっきり言い切れますね。

ボケーっと給油してると気付かないかもしれないですけど40Lなんかね、ミニバン満タンにするのもできないぐらいの量ですよ。フィットとか1.3Lぐらいのハッチバックですらタンクの容量は40Lちょいあるんですよね。使い切れるわけじゃないし燃料メーターが底つくのがだいたい34Lぐらい使ったときなんですけどね、使おうと思えば40Lは使えますし。まあそれはどうでもいいんですけどつまり世の中に走ってる車が給油しに来るガソスタで一日一台しか客来ないならともかく最低数十台来るならば…言いたいことは分かると思うんですけど40Lという数字に特徴を見出すのはね、無理です。

 

次に携行缶への給油について考えます。まああんまし携行缶を積極的に使う人は一般人にはいないでしょう。発電機とか固定されたものへ使うことを除けば大半の用途は車かバイクへの給油のために携行缶に給油しておくことになります。大体は混合仕様の2stか公道での使用、つまりガス欠対策として持っておくか若しくはサーキットでの給油に使うかです。公道でガス欠対策に携行缶なんか持ってるのは大抵はいじくったロータリーとかのめちゃくちゃ燃費悪い人が使っててまあそこそこの量もってたりします。サーキットは走らないんで分からないですけど念のために持ってる人は意外といるみたいですね。てことはまあサービスのスタンドが減っていてそこでしか携行缶の給油はできないので集中する要因としては十分ですしそもそも商売でやっている以上ガソリン売らなければいけないわけでオタクっぽいやつが来たというだけでガソリンの販売を蹴るか?って思うんですけど、販売機会の喪失に対してポジティブになれる経営者はいないでしょうね。

 

今度はそもそも携行缶への給油に対する規制が役に立たないという話なんですけども、バイクの整備で入門的立ち位置のプラグ交換でもフルカウルのバイクなら大体タンク下ろすことが多いと思うんですよ。タンク下ろすっていうとバイクから離れたとこにタンクを置いたりするわけで、つまり車体からガソリン容器が漏れもなく外せる(素人でも)ってことなんですよ。まあここで重要なのはタンクを外せるということではなくてですね、燃料タンクとインジェクターかキャブまでの間にはフューエルホースがあるじゃないですか、これの管理というか抜いたりとかが個人で可能だってことで、ということはガソリンスタンドで携行缶に給油できなくてもガソリンタンクから抜いちゃえばいいってことになるんですね。で件の40Lですがバイクなら2回、車なら一回で抜くのが可能な量になります。車のガソリンタンクなんか外せねーよって言われそうですけど最近のミニバンとか床下にガソリンタンク積むのが流行ってるんでジャッキアップしてタンクに穴ブチ開ければ抜けます。どうしようもないクズどもは車なんか買えねーってのも言われそうですけど秋葉原のアレとかレンタカー使われてますし、なんならレンタカー借りればガソリン満タンで貸してくれるんでガソリンスタンドで給油する必要も無くなるので今回のガソリンスタンドで水際作戦するみたいな案が全然使えないと思ったんですがどうでしょう。

 

まあとはいえガソリンってやばいので管理はしっかりしたいですね、数年前に道志の道の駅でタバコ吸いながらタンクキャップ開けてるおっさんがいてやべーなとなりました。てかZXRも燃料計ないんで勘で給油してるんですけどみんなあんま燃費計算してみたりとかないんですかね、ざっくり航続距離とか計算しちゃうんですけど。

 

エクストリームクソ話

もうめっちゃクソ

ガソリン使った放火があったからって給油方法に規制掛けようって考え方、かなり面白くないですか。日本でなんぼ刺殺事件が起きても誰も包丁を捨てようなんて言い出さないでしょう。ガソリンで死んだ人間と包丁とか市販の刃物で刺されるやら斬られるして死んだ人間とどっちが多いんですかね、今回の事件とか肯定するつもりはないですけど。ガソリン使ったテロのやばいところはガッチリ規制ができないことと全国どこでも手に入るところで、現場近くで調達が可能ならば例えば空港でやってるような金属探知の類の武器の移動による発見が困難であることだと思ってます。よくドラマとかでネタにされる子供に爆弾持たせて怪しまれずにテロみたいなのを完全にひっくり返せるんですよね、ガソリンだったら購入含めて子供よりも大人のほうが怪しまれないし。今後ガソリン使ったテロが増えるのかは分からないですけど一発で大量殺人を目指すなら刺殺やらよりは遥かに効率的で爆弾その他に比べて遥かにローコスト、しかも着火装置のライターとガソリンとその容器しか必要ない上に−40℃ぐらいでも引火するので日本国内なら通年どこでも使用可能で専門知識がほぼ要らないというのはかなりえぐいですよね。地下鉄サリンとかありましたけど化学兵器の製造プラントなんか必要ないし仮に電車でガソリンを使うならサリンよりも死者は出そうですよね、1両だけでも。ガソリンと毒ガス系の共通点を探すとすれば密閉かそれに近い状態のハコのほうが屋外よりも効果を発揮しそうだというところでしょうか。ガソリンの理想空燃比は14:1なので屋外で気化したガソリンが散ってしまうことよりも屋内のほうが有利でしょう。通勤時間帯で停車駅の間隔が少し長めのところを選べば自爆前提になるかもですけどどえらい死者数出せるでしょうね。


ここで最初に出したヨルムンガンドの話します。武器商人の話なんですけど世界平和の実現に量子コンピュータを使うって話で、めちゃくちゃざっくり言うと前提として現代の戦争行為がコンピュータとか電子化されて成り立っていると、そこに量子コンピュータっていう現状のコンピュータとかに対して圧倒的高位にあるものを使うことで通信やらなにやらのすべてを制御することで戦争を無くそうっていうのが主人公?の武器商人のココのやりたいことなわけです。計画の第一段階として航空機の制御を奪って航空機の存在しない空を創ると言ってます。前提の条件は具体的に言えばミサイルとかの誘導や無人機の操縦とかそういうものですね。

この手のコンピュータとかを使って世界をコントロールするみたいな話はオタクじゃなくても映画とかでたまにネタになったりするしめちゃくちゃ目新しいアイデアではないと思います。注目したのはその量子コンピュータではなくて、その話をココから聞いた兄貴のキャスパーって武器商人の反応なんですけどこんな感じです「空が駄目なら海戦兵器を売ろう、戦車を売ろう、銃を売ろう、鉄が駄目なら棍棒を売ろう。」てなことを言っていてここがすごく印象的だったんですよ。


京アニの事件とは離れますけど、そもそもの人類の戦争というか闘争というかそこらへんの歴史を考えると銃が発明されて火砲の類がどうのこうのというのはほんの数百年の中でのトレンドでしかなくて鉄すら使わない石製の矢じり(石鏃っていいますが)を飛ばし合ってた時間のほうが遥かに長いし切断に用いる刃物も鉄とか青銅の前はずっと石を割ったり研いだりしてたわけですね。ヨルムンガンドの話で言えば例え通信が不能になっても初期の飛行機なんか完全にアナログじゃないですか、人類初の空爆は飛行機から落っことした手榴弾とか言われてますし規制をかけたとしても必ず抜け道は作れるというか出来てしまうものだと言いたいんです。


じゃあ本題に戻って、ガソリンの購入がめちゃくちゃ厳しくなったとしても特定の個人を殺したいのであれば別にガソリンで焼き殺すだけが方法ではないでしょう。刺殺とか絞殺とか撲殺とか何でもいいですけど殺意があれば方法はいくらでも考えられちゃうんですよね。そこらの石を拾って殴るとかベルト外して絞め殺すとかね。

今回の事件のようなワープアとかニートとか精神病がどうのとかいわゆる無敵の人ですか、ああいうのが犯人だと必ずその犯行は社会のせいだって言う人いるじゃないですか。まあ犯人にも責任はあるって言い方されますけどね。犯罪の原因とかを考えるときによく社会責任論と自己責任論で分かれるんですが社会責任論はちょっと厳しいんじゃないかな〜と思ったりするんですよ。特に低所得者とかの犯罪に対して社会という曖昧な言葉で動機を考えようとするのが個人的に好きじゃなくて、もちろん具体的に考えてる人もいるんですけど平等=所得の再分配等による富の平等と言うんでしょうかね、社会的地位の低さが犯罪を産むというのはそこまで外した考え方ではないと思うんですがこれは犯罪をなくすことはできないでしょう。高所得者の親ほど子供に対する進学期待が高い(大学等に行かせたがる)、低所得者とか親はそうでもないというようなデータがあるんですけど、ですが年収○万円以上ならなら大学進学する、それ以下の子供はしないという明確な線引きはできないですよね。これは身近に高所得者の親がいるが本人は大学進学もしていないというような例がありまして、つまりは所得を全ての人で一定にしてもドロップアウトする人が出てきてしまえば対応できないんじゃないかと考えています。教育に関係なく労働に対して全て同じ給料を支払うという方法もありますがそれは…赤い旗を振り回すというか結局は失敗しますね。ざっくりいうと一部の階級に権力とかその他諸々が集まってしまうというか…。

全てを平等にするみたいな考え方を突き詰めていくとそれって人間である必要が果たしてあるのかということにつながると思います。


社会がこの人を救えなかった、犯罪を犯させてしまった…というのは簡単ですがこの場合の社会とは何を指してるんでしょうかね。まあ大抵は政府とか体制とかそっちに向いてる気がしますが。社会を日本人として捉えると社会のせいだと言われてもこの犯罪を例えばこれを書いてる俺自身に止められたかといえばそんなの無理です。じゃあ犯人の周りの人間関係や環境のことだとすればそこが努力すれば止められたかといえばそんなこともないし、政府が所得を分配して回れば犯罪はなくなるのか?それもないでしょう。


じゃあ人の思考をモニタリングして制御して…というもの。よく近未来系のネタになるやつですね。イーロンマスクが脳とコンピュータを繋げるとか言ってて割と現実的になりつつありますがこれも問題があり、この手の話だと犯罪を未然に防ぐ、犯罪が起こる前に逮捕とかするのがよく見られますね。これを実現するにはこいつはまだ犯罪を犯してはいないが放置したら確実に犯罪を犯すという判断ができるものが必要で圧倒的善性と言いましょうか、それがないことには始まらないわけでわかりやすい犯罪の判断ならともかくそうではないものの判断はどうするのかということが問題になり、宗教とか(怪しいやつに限らず)やってる人は教祖とかそういうのを持ち出すんでしょうがそんなことできる人間はいないし機械にも設計者が必要な以上は不可能ではないかと思うわけです。


あとは前科持ちの犯人が出ると首輪をつけようという意見が出るんですがこれって初犯はどうすんのよってところがそもそも解決できないので2回目以降の犯罪は減らせるかもしれないですけどあんまり意味はないと思います。


困ったことに理不尽な殺意に対しての有効な手立てが思いつかないのでもう終わるしかないです。

クソ話でした。

次はなんかしらバイクの話します。